千葉の中小企業サイト60件をWeb解析|SEOWL
2026-01-25T18:10:49執筆: 秋元 英輔

千葉の中小企業サイト60件をWeb解析|SEOWL

目次

  • 千葉県内の中小企業サイト 60 件の実測結果(2026 年 9 月)
  • 業種別に見た速度と転送量
  • 技術項目の該当率 — 何が遅くしているか
  • 実測の方法と限界(lab 値と field データの違い)
  • 直す順番と、SEOWL のどの機能で見るか
  • データの再利用について
  • 〜 (既存)SEOWL 機能紹介ガイド: AI SEO 監査 / ロングテール SEO 監査 / 統合 SEO 分析 / テクニカル SEO 診断 / MEO / レポート / 使い分け

千葉県内の中小企業サイト60件を、GoogleのPageSpeed Insights(Lighthouse 13.4.1)で2026年9月12〜13日に実測しました。スマートフォン条件の性能スコアは中央値57で、Core Web VitalsのLCP(最大コンテンツの表示)が「良好」だったのは3件(5%)です。60件の表示が遅い理由はほぼ共通していて、画像の配信方法(80%が該当)、レンダリングを止めるCSS・JS(85%)、キャッシュ設定(80%)、jQuery(83%で検出)に集約されます。数値はすべてLighthouseのlab値で、実ユーザーの体感(fieldデータ)とは条件が違います。以下は、その差も含めた集計と方法です。

千葉県内の中小企業サイト 60 件の実測結果(2026 年 9 月)

対象は、千葉市・船橋市・柏市・市川市・松戸市・佐倉市・習志野市・四街道市・八街市の9市に所在し、自社ドメインでサイトを公開している中小企業60件です(選び方は「実測の方法と限界」に書きます)。個社名とURLは公開しません。業種の内訳は、工務店・リフォーム17、歯科9、内科クリニック8、士業(税理士)7、不動産6、その他(介護・整体・美容室・自動車整備・製造)13です。

表1. スマートフォン条件の性能指標(N = 60、Lighthouse lab値)

| 指標 | 中央値 | 第 1 四分位 | 第 3 四分位 | 良好 | 要改善 | 不良 |

| 性能スコア(0〜100) | 57 | 47 | 66 | 90 以上: 3 件 | 50〜89: 40 件 | 50 未満: 17 件 |

| LCP(最大コンテンツの表示) | 10.2 秒 | 6.5 秒 | 18.0 秒 | 2.5 秒以下: 3 件 | 2.5〜4.0 秒: 2 件 | 4.0 秒超: 55 件 |

| CLS(レイアウトのずれ) | 0.00 | — | — | 0.1 以下: 43 件 | 0.1〜0.25: 6 件 | 0.25 超: 11 件 |

| TBT(操作をブロックする時間) | 179 ms | — | — | 200 ms 以下: 32 件 | 200〜600 ms: 22 件 | 600 ms 超: 6 件 |

| FCP(最初の描画) | 3.3 秒 | — | — | | | |

| Speed Index | 6.6 秒 | — | — | | | |

良好・要改善・不良の区分には、GoogleのCore Web Vitalsの閾値をそのまま使っています。LCPの中央値が10秒を超えているのは、lab条件が「Moto G Power相当の端末・低速4G・CPU 4倍遅延」という厳しめの固定条件だからです。実ユーザーの多くは、もっと速い環境で見ています(fieldデータとの差は後述)。ただ、条件を揃えて比べると、60件中55件が同じ「不良」の区分に入ります。この分布そのものは、千葉県内の中小企業サイトの現状として読めます。

表2. 性能スコアとLCPの階級別件数(スマートフォン、N = 60)

| 性能スコア | 件数 | | LCP | 件数 |

| 90〜100 | 3 | | 2.5 秒以下 | 3 |

| 70〜89 | 6 | | 2.5〜4.0 秒 | 2 |

| 50〜69 | 34 | | 4.0〜6.0 秒 | 9 |

| 30〜49 | 14 | | 6.0〜10.0 秒 | 16 |

| 0〜29 | 3 | | 10.0 秒超 | 30 |

半数以上(34件)が性能スコア50〜69に集まっていて、「極端に遅い」というより「全体に重い」分布です。PC条件では、性能スコアの中央値が76.5、LCPの中央値が2.1秒(良好39件・65%)まで上がります。スマートフォンで見たときに差が大きく開くサイトが多い、とも言えます。

表3. 転送量とリクエスト数(スマートフォン、N = 60)

| 項目 | 中央値 | 第 3 四分位 | 第 9 十分位 |

| ページ全体の転送量 | 3.6 MiB | 7.2 MiB | 15.4 MiB |

| うち画像 | 1.7 MiB | — | — |

| うち JavaScript | 932 KiB | — | — |

| リクエスト数 | 88 | — | — |

転送量を階級別に見ると、1 MiB未満が5件、1〜2 MiBが12件、2〜4 MiBが15件、4〜8 MiBが14件、8 MiB以上が14件です。画像だけで中央値1.7 MiBあり、この画像の重さがLCPを遅らせている最大の要因です。

業種別に見た速度と転送量

業種は件数が5件以上あるものだけを分け、5件未満の業種は「その他」にまとめています。市と業種の掛け合わせは、件数が少なくなって個社が特定できるため行っていません。

表4. 業種別の性能指標(スマートフォン)

| 業種 | 件数 | 性能スコア 中央値(四分位) | LCP 中央値 | LCP 良好 / 要改善 / 不良 | 転送量 中央値 | jQuery 検出 | レンダリング阻害 | 画像配信の指摘 |

| 工務店・リフォーム | 17 | 50(44〜61) | 10.4 秒 | 0 / 0 / 17 | 5.4 MiB | 88% | 100% | 94% |

| 歯科 | 9 | 50(30〜54) | 15.0 秒 | 0 / 0 / 9 | 4.5 MiB | 89% | 89% | 56% |

| 内科クリニック | 8 | 59.5(53〜70) | 19.0 秒 | 1 / 0 / 7 | 3.7 MiB | 100% | 88% | 100% |

| 士業(税理士) | 7 | 66(57〜70) | 8.7 秒 | 0 / 1 / 6 | 1.6 MiB | 86% | 86% | 71% |

| 不動産 | 6 | 65.5(56〜73) | 4.5 秒 | 1 / 1 / 4 | 2.1 MiB | 83% | 100% | 83% |

| その他(介護・整体・美容室・自動車整備・製造) | 13 | 57(53〜61) | 14.3 秒 | 1 / 0 / 12 | 3.7 MiB | 62% | 54% | 69% |

工務店・リフォームは施工写真が多く、転送量の中央値5.4 MiBは業種の中で最も大きい値です。一方、士業は写真が少なく、転送量は1.6 MiBで性能スコアも高めです。ただし士業でもLCPの良好は0件で、写真の量だけでは説明できません。次の節で、写真の量とは別の共通要因を見ます。

技術項目の該当率 — 何が遅くしているか

Lighthouseが「改善の余地あり」と判定した項目の該当率です(スマートフォン、N = 60)。

表5. 技術項目の該当率

| 項目 | 該当 | 意味 |

| レンダリングを止める CSS・JS がある | 85% | 最初の描画(FCP)が、外部 CSS・JS の読み込み完了まで待たされる |

| 画像配信に改善余地(サイズ・形式) | 80% | 表示サイズより大きい画像、WebP / AVIF 未使用 |

| キャッシュ期間が短い静的ファイル | 80% | 再訪問でも同じファイルを取り直す |

| jQuery を使用 | 83% | 50 件で検出。多くは WordPress テーマ・プラグイン由来 |

| Web フォントの表示待ち(font-display 未設定) | 40% | フォント読み込み中に文字が出ない |

| 古いブラウザ向けの JS を配信 | 3% | ほぼ解消済み |

| HTTPS で配信 | 90% | 6 件が HTTP のまま |

| viewport 設定あり | 100% | スマートフォン表示の基本は全件対応 |

| meta description あり | 92% | |

| 画像の alt 属性が全部ある | 64% | 21 件で不足 |

| html の lang 属性あり | 85% | |

| WordPress を検出 | 37% | 22 件。検出できない構成もあるため下限 |

LighthouseのSEOカテゴリ(タイトル・description・クロール可否・リンクの可読性など、基本の技術要件)は中央値92で、90以上が49件(82%)です。つまり60件の平均像は、「SEOの基本項目は概ね整っているが、速度は整っていない」というものです。Googleの検索順位では内容と被リンクの比重が大きく、速度は要因の一つにとどまります。そのため、この結果から「速度を直せば順位が上がる」とは読めません。読み取れるのは、スマートフォンで開いたときに10秒近く最大コンテンツが出ないサイトが大半だ、という利用者側の事実です。

実測の方法と限界(lab 値と field データの違い)

次の方法で実測しました。

  • 対象の選び方: 2026年9月12日に、Google検索で「(市名) (業種) 公式サイト」の形で検索し、上位に出た自社ドメインのサイトを集めました。ポータル・予約サイト・全国チェーン・フランチャイズ本部・病院・大企業の工場・当社が制作したサイトは除いています。検索で上位に出るサイトに偏る選び方なので、県内の全サイトの平均ではありません
  • 計測: PageSpeed Insights API v5(Lighthouse 13.4.1)で、各サイトのトップページをスマートフォン条件とPC条件で1回ずつ計測しました。計測は1回だけなので、同じサイトでも再計測すると数値は上下します。61件を計測しようとして、1件はAPIがページを取得できなかったため除外し、60件で集計しています
  • 指標の区分: Core Web Vitalsの閾値(LCP 2.5 / 4.0秒、CLS 0.1 / 0.25、TBT 200 / 600 ms)を使用
  • 集計: 個社が特定できないよう業種のみで集計し、5件未満の業種は「その他」に合算。最速・最遅の個別値は載せていません

ここで扱う数値はlab値です。Lighthouseは「Moto G Power相当の端末・低速4G回線・CPU 4倍遅延」という固定条件でページを読み込み、その条件での値を返します。実ユーザーの体感を示すfieldデータ(Chromeユーザーの実測を集計したCrUX)は、これとは別の値です。今回の60件のうち、fieldデータが存在したのは23件だけでした(訪問数が少ないサイトにはfieldデータがありません)。その23件では、fieldのLCP(75パーセンタイル)の中央値は1.8秒で、22件中17件が「良好」でした。同じサイトのlab値が55件「不良」なのと比べると、大きく違います。つまり実際の訪問者の多くは、lab条件よりずっと速い端末と回線で見ています。lab値は「条件を揃えて比べるための値」として読み、「自社の客が10秒待っている」とは読まないでください。

直す順番と、SEOWL のどの機能で見るか

60件に共通する指摘は4つで、直す順番もほぼ決まっています。

  • 画像: 表示サイズに合わせて縮小し、WebPに変換します。転送量の中央値3.6 MiBのうち1.7 MiBが画像なので、最初に直すのは画像です。WordPressならプラグインで自動変換でき、テーマを変えずに済みます
  • レンダリングを止めるCSS・JS: 使っていないプラグインを停止し、読み込みを遅らせます(defer)。85%が該当し、FCP(最初の描画)の改善に直接つながります
  • キャッシュ: 静的ファイルの有効期限をサーバー側で設定します。再訪問時の速度が変わります
  • jQueryと古いテーマ: 83%で検出。単独で外すのは難しいので、テーマの更新やリニューアルのタイミングで扱います。当社のサイトはWordPressを編集専用にして静的配信する構成で、その実測値はヘッドレスCMS構築のページに載せています

自社サイトがこの60件のどこに位置するかは、SEOWLの「テクニカルSEO診断」(本記事の後半で説明)で同じLighthouseの指標を取って確かめられます。順位や流入の変化と合わせて見るなら「統合SEO分析」、市名×業種のキーワードで自社が出ているかを見るなら「ロングテールSEO監査」です。診断だけをご希望の場合も、SEO対策サービスからご相談ください。制作やリニューアルを検討中の方は、ご依頼前にご準備いただくものを先にご覧いただくと、見積が早く出ます。

データの再利用について

表1〜5の集計値は、出典として「アンドクリエイト(andcre.com)」と本記事のURLを明記していただければ、転載・引用・グラフ化して構いません(クリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際)。


1. AI SEO監査 – ウェブページの「健康診断」

この機能でできること

ウェブサイトの1ページを指定するだけで、AIがSEO(検索エンジン最適化)の観点から自動で総合診断をします。人間の専門家なら数時間かかる分析が、数十秒で終わります。

なぜ必要なのか

「自社サイトが検索で上位に表示されない」「何を改善すればいいか分からない」は、多くの企業が抱える悩みです。しかし、SEOの専門知識がないと、どこに問題があるのかを特定するのは困難です。

この機能を使えば、専門家でなくても「何が問題で、何を直せばいいのか」が一目で分かるレポートが自動で作られます。

具体的な分析内容

ページ構造分析では、タイトルや見出しの適切さ、文字数、キーワードの配置状況をチェックします。

NAP分析は、会社名・住所・電話番号がネット上で統一されているかの確認です。

競合比較では、同じキーワードで上位表示されている競合サイトとの差を分析します。

キーワード提案として、狙うべき検索キーワードの候補も提示します。

こんな場面で活用できます

  • 新しいページを公開する前の事前チェック
  • 既存ページのリニューアル時の改善点把握
  • 競合他社との差を知りたいとき
  • SEO施策の効果を定期的に確認したいとき

出力イメージ

総合スコアは0〜100点で評価し、75点以上が合格ラインです。

AIが分析結果をもとに、「今すぐやるべきこと」「1週間以内にやるべきこと」など、優先順位をつけた改善提案を日本語で出します。


2. ロングテールSEO監査 – 「勝てるキーワード」を見つける

この機能でできること

「渋谷 美容室 おすすめ」「新宿 税理士 相談」のように地域名とサービス名を組み合わせた検索キーワード(ロングテールキーワード)の中から、御社が上位表示を狙いやすいキーワードを自動で見つけます。

なぜ必要なのか

「美容室」という大きなキーワードで全国1位を取るのは非常に困難です。しかし、「渋谷区 美容室 カラー 上手い」のような具体的なキーワードなら、適切に対策すれば上位表示が可能です。

この機能では、膨大なキーワード候補の中から「競合が少なく」「検索需要があり」「御社が狙える」キーワードを自動でスコアリングし、優先順位をつけて提案します。

機能のポイント

キーワード機会スコア(0〜100点)の評価の観点は、次のとおりです。

検索ボリュームでは、そのキーワードで何人が検索しているかを測定します。

競合難易度は上位表示の難しさを表す評価で、低いほど狙いやすいキーワードです。

現在順位がすでに11〜20位なら、「あと一歩」で1ページ目に入れる可能性があります。

検索意図では、「予約したい」「買いたい」という購買意図があるかを判定します。

地域適合度は、ローカルビジネスに適したキーワードかどうかの評価です。

カテゴリ分類

Quick Win(最優先で対応)は、すぐに成果が出せるキーワードです。競合が少なく、現在11〜20位程度のものを指します。

Growth(計画的に対応)は、中期的に伸ばせるキーワードで、スコアが高く成長が見込めるものです。

Authority(リソースがあれば)は長期で育てるキーワードで、権威性の構築が必要なものを指します。

Long Shot(優先度低め)は難易度が高いキーワードで、余裕があれば取り組むものです。

こんな場面で活用できます

  • 地域密着型ビジネスの集客強化
  • ブログやコラムの記事テーマ選定
  • 広告予算をかけずに検索流入を増やしたいとき
  • 「何について書けばいいか分からない」という課題解決

出力イメージ

  • 発見したキーワード一覧(スコア順)
  • トピッククラスター設計(どのキーワードをまとめて狙うか)
  • コンテンツ施策提案(記事の構成案、見出し案)
  • 優先アクションプラン(今週やること、来月やること)

3. 統合SEO分析 – 複数ツールのデータを一元管理

この機能でできること

Googleアナリティクス、Search Console、自社アナリティクス、自動順位測定ツールなど、複数の分析ツールのデータを1つの画面にまとめて表示する機能です。さらに、データ間の「矛盾」を自動で検出し、見落としがちな問題を見つけます。

なぜ必要なのか

多くの企業では、アクセス解析、検索順位、広告効果などのデータを、それぞれ別のツールで見ています。しかし、このやり方で起きる問題は次のとおりです。

  • ツールごとにログインが必要で手間がかかる
  • データを横断的に見ないと気づけない問題がある
  • 定点観測に時間がかかり、対応が遅れる

この機能では、複数ソースのデータを自動で集め、AIが統合分析を行います。

矛盾検出パターン(例)

順位は高いのにトラフィックが少ない場合は、クリック率(CTR)に問題があり、タイトルの改善が必要です。

Google検索は減っているのに総アクセスが増えている場合は、AI検索(ChatGPT等)経由の流入が増えている可能性があります。

表示回数は多いのにクリックされない場合は、検索結果での見た目(タイトル/説明文)が問題です。

コンテンツは充実しているのに順位が低い場合は、技術的なSEOの問題や被リンク不足の可能性があります。

統合するデータソース

自社アナリティクスからは、アクセス数、直帰率、滞在時間、流入元を取得します。自動順位測定ツールで追跡するのは、キーワード順位と順位変動です。GA4ではユーザー行動とコンバージョンを分析し、Search Consoleからは検索クエリ、クリック数、表示回数、平均順位を取得します。

こんな場面で活用できます

  • 複数サイトを運営しており、まとめて状況を把握したいとき
  • 定例ミーティング用のレポート作成
  • 「なぜアクセスが減ったのか」の原因究明
  • SEO施策の効果測定

出力イメージ

  • KPIダッシュボード(総ユーザー数、クリック数、表示回数、平均順位)
  • トラフィック推移グラフ
  • Top10検索クエリ
  • 矛盾アラート(AIが検出した要注意ポイント)
  • エグゼクティブサマリー(経営者向けの簡潔なレポート)

4. テクニカルSEO診断 – サイトの「技術的な健全性」をチェック

この機能でできること

ウェブサイトの技術的な側面(表示速度、セキュリティ、構造化データなど)を自動で診断する機能です。Googleが重視するCore Web Vitalsのスコアも取得できます。

なぜ必要なのか

コンテンツがどれだけ良くても、サイトの表示が遅かったりスマートフォンで見づらかったりすると、Googleからの評価が下がります。また、セキュリティに問題があると、ユーザーに警告が表示されることもあります。

この機能を使うと、目に見えない技術的な問題が見えるようになります。

診断項目

PageSpeedの項目では、表示速度(モバイル/PC)、FCP、LCP、CLS、TBTなどの指標を測定します。構造化データの項目は、Schema.orgの実装状況とリッチリザルト対応のチェックです。サイトマップの項目では、sitemap.xmlの存在、URL数、エラーを確認します。robots.txtの項目は、クロール許可設定の確認とエラー検出です。セキュリティの項目でHTTPS対応とHSTS設定を確認し、その他にcanonical設定とviewport設定もチェックします。

用語解説

Core Web Vitals(コアウェブバイタル)は、Googleが定めた「ユーザー体験」の指標で、表示速度や操作性を数値化したものです。構造化データは、検索結果に「星評価」「料金」などを表示させるための設定を指します。HTTPSは通信の暗号化のことで、対応していないと「安全ではない」と表示されます。

こんな場面で活用できます

  • サイトリニューアル後の品質チェック
  • 「サイトが遅い」と感じたときの原因調査
  • 競合サイトとの技術面での比較
  • Google検索結果での見た目(リッチリザルト)改善

5. MEO/ローカルSEO – Googleマップでの露出を最大化

この機能でできること

Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の情報を管理し、Googleマップでの検索順位向上を支援する機能です。口コミの監視・分析と、NAP情報(店名・住所・電話番号)の整合性チェックも自動で行います。

なぜ必要なのか

「近くの美容室」「渋谷 ランチ」のような検索で最も目立つ位置に表示されるのは、Googleマップの結果です。この「ローカルパック」に表示されるかどうかで、来店数が大きく変わります。

また、口コミの評価や返信対応も、検索順位とユーザーの来店判断に影響する要素です。

主な機能

ビジネス情報管理では、営業時間、住所、電話番号などを一元管理します。口コミ監視は、新しい口コミを自動検出し、感情分析(ポジティブ/ネガティブ)を行う機能です。NAP整合性チェックでは、食べログ、ホットペッパー等での表記ゆれを検出します。定期スナップショットは、日次でデータを保存し、推移を可視化する機能です。重要な変化があれば、アラート通知で自社ツールに知らせます。

NAP整合性とは

NAPは、Name(店名)、Address(住所)、Phone(電話番号)の略です。

ウェブ上の様々なサイトでこれらの情報が統一されていないと、Googleが「信頼できない情報」と判断し、検索順位に悪影響を与えます。

たとえば、次のような違いです。

  • 本店:「株式会社○○」
  • 食べログ:「○○」
  • ホットペッパー:「(株)○○」

この機能は、こうした「表記ゆれ」を自動で検出します。

こんな場面で活用できます

  • 実店舗を持つビジネスの集客強化
  • 複数店舗の情報を一括管理したいとき
  • 口コミ対応を効率化したいとき
  • 競合店舗との比較分析

6. レポート出力・クラウド保存

この機能でできること

各種分析の結果をHTML/PDF形式でエクスポートし、弊社クラウドストレージに自動保存できます。保存した結果の用途は、クライアントへの報告資料や社内共有です。

機能のポイント

ワンクリック保存で、分析結果ページから直接クラウドに保存できます。ファイル名は自動命名で、「seo-audit-example-com-2024-01-15.html」のような形式です。保存したレポートはURLで関係者に共有でき、過去のレポートは履歴管理でいつでも参照できます。

こんな場面で活用できます

  • クライアントへの月次レポート提出
  • 社内ミーティング資料として共有
  • 過去の分析結果との比較
  • 改善施策の記録・振り返り

まとめ:各機能の使い分け

特定のページを改善したいときはAI SEO監査を、新しく狙うべきキーワードを知りたいときはロングテールSEO監査を使います。サイト全体の状況を把握したいときは統合SEO分析、表示速度やセキュリティを確認したいときはテクニカルSEO診断が対応する機能です。Googleマップでの露出を増やしたいならMEO/ローカルSEO、分析結果を保存・共有したいならレポート出力を使います。

3つのメイン機能の関係性

本システムの3つのメイン機能(A01/A02/A03)が補い合う流れは、次のとおりです。

  1. ロングテールSEO監査(A02)で、狙うべきキーワードを見つける
  2. AI SEO監査(A01)で、個別ページを最適化する
  3. 統合SEO分析(A03)で、施策の効果を継続して監視する
  4. 1に戻って繰り返す

このサイクルを回すことで、SEOを継続的に改善できます。

SEO対策でお困り・お悩みをお持ちの方は、ぜひ一度お問合せください。

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